クラス目標 と よい集団

クラス目標 決定!

 前回の学級通信で書きましたが、『クラス目標』というのは、これから卒業するまでのおよそ1年間(実際にはあと11ヵ月)、3年2組のメンバーは何を大事にしていくのかを「ことば」で表現したものです。だから、いい加減な決め方をするとかどうでもいいような内容に決まるようでは困ります。
 ということで、先週の金曜日、もう一度各班で案を考えてもらいました。「Super」を中心に英語で考えた班やクラスに関係のあることばを頭文字にした言葉を並べた班、四字熟語風にまとめた班などがあり、それぞれの意味や思いを説明してもらったうえで、過半数の賛成が得られるまで最下位の案を消しては多数決を繰り返していく、という方法で決めました。時間はかかりましたが、決定したクラス目標は

団結楽笑  です。

 「クラスみんなが団結して、楽しくて笑いが絶えないようなクラスにしたい」そんな意味が込められています。ぜひ、このクラス目標が達成できるように一人一人が努力していきましょう。

前のクラスと新しいクラス

 さて、新しいクラスがスタートして1週間が経ち、少しずつ慣れてきた人もいますが、まだ、少しギクシャクしたような部分を感じる人もいます。こういった人の中には『2年生の時のクラスは良かった』と思っていることがよくあります。そして、『もう、あんなクラスにはめぐり合えないだろうな』なんてことを考えていたりします。でも、本当にそうなんでしょうか? 今のクラスはよいクラスにはなれないんでしょうか? それは、これからのみんなの努力しだいで変わるものではないかと思うんですが…
 『だって、本当に居心地がよかってんもん』 そんな反論をする人もいるかもしれません。確かに、仲のよいクラスだったのだと思います。そのことを否定するつもりはありません。ですが、たとえば、本当に『みんな』がそう感じていたのかどうか。実は見えていなかったなんてことはないのでしょうか。
 また『よいクラス』と言っても、実はその基準はいっぱいあります。仲のよい友達がいるからよいクラス。いじめをするような人がいないからよいクラス。授業にまじめに取り組むからよいクラス。ルールをきちんと守るからよいクラス。こんな具合です。人によって受け止め方が違うんです。
 だいたい、メンバーが去年と違うんだから、去年と同じようなクラスにはなりえません。でも、今のメンバーだからこそ作ることができるクラスって、あると思うのです。そうすると、今までとは違った基準で『よい』といえるクラスを作っていくことになります。これは無理な注文ですか?

『集団』も成長する

 世の中にはいろんな所に、いろんな『集団』があります。人は人とつながることで精神的な安定を得られるし、集団の中で成長するところもあるし、個人よりも集団の方が大きな力を発揮できたりするから、自然に人は人とのつながりを求め『集団』をつくります。
 集団には、仲良しグループのように自らの自由意思でその集団のメンバーになることを決める場合と、クラスのようにメンバーの意思に関わらず先に集団を構成するメンバーが決められている場合があります。
 クラスは個人の意思とは関係なく作られた集団です。でも、やっぱり集団ですから、その中で成長するところもあるし、個人よりも集団の方が大きな力を発揮できたりする面はあるんです。さらに、初めて会った人とふれあい、つながりを作っていく経験は人間としての成長に大きく影響します。そんな経験を何度もしていくと、「いつでも必要になれば誰かとつながりを持つことができる」という感覚を持つことにつながります。そうなれば、友達関係の細かいことで一喜一憂するようなことも減るし、精神的により安定することになるんです。
 そうして、集団の中のメンバーがそれぞれ成長すると、そのメンバーが所属する集団も成長します。そして、それがまたメンバーの成長につながっていきます。僕に言わせれば、そんなクラスが本当によいクラスなんです。学級委員の立候補はまだないし、席替えもまだ。そこからスタートして修学旅行、テスト、体育祭、そして普段の生活の中で、本当のよいクラスを一緒に作ってみませんか。