学級懇談会を終えて

学級懇談会での話

 先日、学級懇談会がありました。たくさんの保護者の方に参加していただき、ありがとうございました。また、僕がいっぱいしゃべりすぎたのか、終了時間が遅くなってしまいました。その点に関しては反省しています。
 さて、その学級懇談会では6組のみんなが、家で学校のことについてどんな話をしているのかなど、いろんな話を聞くことができました。例えば、家で僕のモノマネをしている人が少なくとも2人はいるということ。今までそんな話を一度も聞いたことがなかったので驚いています。
 それ以外にもいくつか話を聞くことができましたが、ひとつ、みんなに言っておきたいことがあります。それは、教室の飾りについてです。多くの人たちが好意的に受け取ってくれているようで、家でもいっぱい話をしているせいか、実際に見るのを楽しみにしていた保護者もいたようです。
 ただし、話の内容を聞いていると6組の中には勘違いをしている人が多いことが分かってきました。教室の飾りが僕の手作りであるという勘違いです。あれは、そういうのを売っているお店があって、そこで買ってきたものです。いくらなんでも僕の手作りだなんて、とんでもないです。「先生、めっちゃ上手に作ってんねん」などとお家の人に話してくれていた人。それは、大きな勘違いです。

人の価値の基準

 お家の人のいろんな話を聞いていて、君たちがむかえる中学校生活について、友達関係のこととか部活、勉強など、いろんなことについてとても心配していることが伝わってきました。

 人の価値を量る基準にはいろんなものがありますが、『その人のことを心から思ってくれる人が何人いるか』は、大切な基準のひとつだと思います。無条件で、心から自分の子どものことを心配できる親の存在って、本当にありがたいと思うし、みんなにはそのことをしっかり理解して欲しいと思います。
 『その人のことを心から思ってくれる人が何人いるか』という基準から考えると『その人のことを心から思ってくれる人がたくさんいる人』は、すばらしい人だということになりそうです。では、どうすればそんな人になれるのでしょうか。
 それが簡単であればたぶん誰もがそうなっているだろうけど、実際にはむずかしいことだから、そうなりたいとあこがれるんだろうと思います。いろんなやり方や考え方があるということもむずかしくしている原因だろうし、毎日のちょっとしたことの繰り返しというか、積み重ねが必要なことも原因のひとつだと思います。だから、君たちは失敗と試行錯誤を繰り返すかもしれないけど、そういう人になれるように努力を続けることを心がけてください。
 たった一度、何か行動したり発言したりする程度ではダメなくせに、たった一度の失敗でそれまでの努力が無になってしまうかもしれない面もあって本当に大変ですが、努力を続けていけばきっと「すばらしい人」に近づくことができるはずです。

例えばクラス役員 例えばいじめ

 『その人のことを心から思ってくれる人が何人いるか』と同じような、でも少し違っているようなものに『他の人のことを、どれだけ真剣に思うことができるか』というものがあります。これも、人間の価値に関する大切な基準だと思うし、ぜひ忘れないで欲しいと思います。
 周囲の人に大切にされる人になることも大事だけど、周囲の人を大切にする人になることも同じように大事。この二つは裏表のような関係になっていて、切り離して考えることはできないと思います。
 例えば勇気を出してクラス役員に立候補し、クラスのみんなのために頑張ろうって考えて仕事をやっていけば、周囲の人に大切にされる存在になっているでしょう。人の気持ちというものを考えて、いじめをしない。または、いじめを止める。そういう人は、やはり周囲の人に大切にされる存在になっていくでしょう。
 そういったことをひとりひとりが積み上げていけば、6組ってすごいクラスになりますよ。そして、君たちの事を心配しているお家の人を安心させることにつながるはずです。
 ぜひ、しっかり考えて、積極的に行動してください。